2014年07月29日

ガザ攻撃で死亡の妊婦から赤ちゃんを摘出

医師らが緊急帝王切開で母親のお腹から小さな命を慎重に取り出した時、妊婦は既に死後1時間が経過していた。

パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)中心部のデイルアルバラ(Deir al-Balah)にある自宅がイスラエル軍の戦車からの砲撃を受けて全壊した時、シャイマ・シーク・カナン(Shayma al-Sheikh Qanan)さん(23)は妊娠8か月だった。

がれきの下敷きとなったシャイマさんは、1時間後に救援隊員らに助け出された時には既に重体となっていた。

地元ラジオ局記者の夫も重傷を負った。

 

シャイマさんが搬送されたデイルアルバラの病院の医師は、「25日午前3時ごろ起きたイスラエルの砲撃の後、彼女は搬送されてきた」と語った。

「蘇生を試みたが、搬送途中で既に息を引き取っていた」という。

 
だが医師らは、シャイマさんの腹部に動きがあることに気づき、直ちに帝王切開手術を実施。

胎内の赤ちゃんを救い出した。女の子だった赤ちゃんには、亡くなった母親と同じ名前が付けられた。


ひとりの人間は人間を救い。

ひとりの人間は人間を殺す。


宗教と国境の狭間で子どもたちはハエにまとわりつかれながら、栄養失調のお腹を膨らませている。

殺す人間にも子どもがいるだろうに。

posted by ホーライ at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 愚かな戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月27日

公僕の人よ、公僕の意味を知っている?

形だけの「検討会」をやめて、出来レースもやめて、事前に議事録を作ることもやめて、真面目にやって欲しい。
それでいいと思っているの?

行政や官僚のやり方を変える必要がある。

それができるのは、公僕のあなただけだ。




posted by ホーライ at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 行政科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月23日

「性善説」を取るか「性悪説」を取るか

上海にある食品加工会社「上海福喜食品」が品質保持期限を過ぎた肉をマクドナルドなどに出荷していた問題について、中国の食品安全担当部門である国家食品薬品監督管理総局は全面的な調査に乗り出した。

古い肉の混入、保証期間の書き換え、検査対策――。

中国メディアは日常的に行われていた不正工作を暴露し、取引先のファストフード店などが一部商品を中国国内で販売停止にするなど、影響が広がっている。

 
日本では、日本マクドナルドとファミリーマートが同社から鶏肉を調達していた。

同総局は上海市に対し、上海福喜食品の営業停止、原料と商品の差し押さえを指示した。

また、徹底した調査を行い、違法行為は司法機関で刑事責任を追及するよう命じた。

中国紙・京華時報によると、上海市公安局が上海福喜食品の責任者を監視下に置いたという。


僕は普段「性善説」を取っているのだが(そうでないと講師なんて務まらない)、ここまでくると「性悪説」もありだな、と思う。

人はどこまでも「いい加減」になれる。

その「いい加減」を止めることができるのはマニュアルでもSOPでもない。

その人の心だ。

まずは、仕事に対する姿勢から教育のし直しだね。


posted by ホーライ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 人間について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月16日

期待しています!!

●最近、社内の組織体制が変わった。

その結果、若い人(30代前半)の人が3人、「次長」クラスに昇進した。

よいことだ。

若い人に責任を持ってもらう。

失敗を恐れることなく果敢に挑戦していって欲しい。

(ここだけのはなし、年齢がいった次長は「保守的」になり「保身」になりがちだからね。)

強いリーダーシップを発揮して欲しい。

そのことが次の世代に対する励みになる。

期待しています!!
posted by ホーライ at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 会社のこと・仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

投与が「禁止」されている人に投与するのは「殺人」に近くないだろうか

●東京女子医大病院(東京都新宿区)で、集中治療室での人工呼吸中の小児患者に投与が禁止されている鎮静剤「プロポフォール」の投与後に小児患者12人が死亡した問題に関連し、全国の少なくとも20の医療施設が同様の条件下でこの鎮静剤を使っていたことが 13日、日本集中治療医学会の調査で分かった。

何のための添付文書? 何のための医学的知識?

投与が「禁止」されている人に投与するのは「殺人」に近くないだろうか。



僕らは治験の段階では厳しく患者をふるいにかけている。

プロトコルに記載されている数多くの「選択基準」と「除外基準」がそれだ。

もちろん「併用禁止薬」も厳しく設定している。



でも、製造販売の承認を受けると、治験で想像もできないような患者に投与されたり、安全性が無視されていたりする。

「それが現場なんだ!」と言われそうだけど、「命の現場」だからこそ、ルールを守るべきだ。


やっぱり医師に対する倫理観、ヘルシンキ宣言、GCPの全文を学んでもらったほうがいいと強烈に思う。


posted by ホーライ at 04:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月04日

この時代、個人情報や、個人の嗜好まで筒抜けだ。(場合によっては洗脳も。)

インターネット交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが研究者を通じてユーザーに心理実験を行っていた問題で、情報保護法に抵触した疑いで英当局が調査を行っていると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

フェイスブックは2012年、ユーザー約70万人を対象に事前の説明なしに心理実験を実施。発覚後に物議を醸している同実験は、フェイスブックがユーザーの感情を変化させ、投稿内容をより肯定的、または否定的なものに促すことが可能かということを調べるものだったという。

インターネットのプライバシーをめぐっては、米国家安全保障局(NSA)の契約職員だったエドワード・スノーデン容疑者が昨年、米国による監視活動を暴露し、大きな問題となった。

このご時世、ネットから個人情報や個人の様々な嗜好まで、筒抜けになっていると思ったほうがいい。

まぁ、僕なんて「ホーライの1日」で家族のことまで書いているルので、詳しく読まれている方は、我が家の家族構成から学歴までよく御存じのはずだ。

ただ、SNSのシステムを通じて(あるいは今回の心理実験のようなことを通じて)、「肯定的な」(場合のよっては「否定的な」)投稿をさせようという企ては怖い。

まるで、フェースブックに洗脳されているようだ。


「情報」という価値はこの50年間に飛躍的に上がった。

一般市民が発信する「情報」もけた違いに、指数関数的に急増している。


こういう時代、自分を守りたかったら、自分で守るしかない。

ネット上の「無料システム」はどこかしらから、「利益」を得ている。(そうでなかったら、ビジネスととして成立しない。)

それが課金制度であったり、広告であったり。

不用意に自分の情報を公開すると、ストーカー的に付きまとわれたり、家族に対する批判を書かれたり(そして、それを見せられたり)する。

気分がいいものではないよね。


ネット上の自分の発言は瞬時に世界に公開されると思ったほうがいい。

そして「無料サービス」の裏では何が行われているのか、思いを馳せたほうがいい。


で、その上で、ネット生活を楽しくやりましょうね。

ラベル:SNS
posted by ホーライ at 04:58| Comment(0) | TrackBack(0) | IT関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月02日

暑い夏はお好き?

火力発電の現状ってどうなっているの? 老朽発電所のトラブルは?

東日本大震災大震災をきっかけに、現在すべての原子力発電所が停止しています。

その分、火力発電所がフル稼働して電力供給を支えているわけですが、火力発電の依存度はどれくらいまで高まっているのでしょうか? 

火力発電の現状をみてみましょう。


火力発電を支える燃料は石炭、石油、天然ガス(LNG)といった化石燃料です。

化石燃料の依存度は石油ショックがあった1973年に80%でした。

ここから原子力発電の比率が高まって行きます。その影響で、化石燃料への依存度は、2010年度に62%まで下がっていたのですが、震災後の2013年度は88%と石油ショックのときよりも高い依存度になっています。

ざっくりと6割から9割にまで化石燃料依存度が高まったと言えます。

この結果、額にして鉱物性燃料の輸入額は10兆円増加したと試算されています。

また、原油の83%、LNGの30%を中東地域に頼っていますので、この地域が不安定になると、日本のエネルギー供給に大きな影響があると考えられています。


現在、フル稼働している国内の火力発電所のなかには、40年以上も稼動を続ける老朽火力発電所があります。

原子力が怖いなら、原子力発電所を再稼働させたくないなら、この火力発電だけで賄えられるように、この夏を乗り切らなければならない。

その覚悟を持って、電気を使うのだ。
posted by ホーライ at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学と社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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