2014年04月21日

韓国の豪華客船に見る『事故は起こるべくして起こる』は「治験」にも通じる

韓国の豪華客船が沈没した。

人員的ミスか船の構造的欠陥か分からないが、絶対に、なんにしろ、事故の原因がある。(だから、事故が起こった。)

治験の世界でも「問題」が発生することが多々あるが、これまた、その原因が必ずある。

特にイレギュラーな事態があった時に、それが原因となって「事故・問題」が発生する。

事故や問題は型どおりにやっている時やSOPに従っている時には起こらない。


違和感を感じる時やイレギュラーなことがあった時は用心しないといけない。

何も無いところに煙は立たないのだ。(言葉の使い方がちょっと違うけれど。)


1つのミスの背景には50の「ヒヤリ・ハッと」があるという。

忙しい時にも問題・事故は起こりやすい。

逆に「調子が良すぎる」時も、問題・事故は発生しやすい傾向にある。


経験を積んでくると、「これは何かあるな」とか「なんかやばそう」いう「勘」ができてくる。

ルールに従い、SOPに従い、ルーチンをルーチンどおりにやってれば、問題・事故の発生確率は飛躍的に減少する。


いつもと違うことをやらない、というも大事だ。

他の業界の問題発生、事故発生の原因究明は、治験・医療の世界にも役立つ。


韓国の豪華客船沈没を「対岸の火事」にしないようにね。

基礎をおろそかにしないことだ。

ひきしめていこうね。


posted by ホーライ at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学的・人為的事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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