家庭の事情やいじめで不登校になった生徒や、日本とは学制が違う外国人のように中学校での学習機会を失った人が多くいる一方で、受け皿の一つとなる公立中学校夜間学級は全国でも8都府県に計31校しかない。
4月24日には夜間中学の充実を目指す議員連盟も発足した。
学びの場は多様であるべきだ。
僕の息子は有名私立高校をドロップアウトして、その後、所謂サポート校を使って高卒の資格をとった。
サポート校とは、高等学校通信教育を受けている生徒や高等学校卒業程度認定試験合格を目指す個人に対して、学習に対する支援などを行う教育施設である。
学習センター (高等学校通信教育)とも呼ぶ。
サポート校という呼称は通称であり、法的な根拠・区分・権限などはなく、学習塾である。
その息子は多摩美大に入学し、無事に卒業した。
多感な思春期にあっては、人間の成長の仕方は多種多様であり、一般的な中学校や高校に通えない人も多い。
また、「いじめ」や「適応障害」などもある。
どのような形であっても、本当は、子どもたちは学びたいのだ。
そのような子どもたちのために、画一的な教育ではなく、多種多様な教育方法を提供して欲しい。
大事なことは、全ての人に学習の場を提供することであり、「人とちょっとだけ違う生き方をしている子供」をつまみ出すことではない。