何のための添付文書? 何のための医学的知識?
投与が「禁止」されている人に投与するのは「殺人」に近くないだろうか。
僕らは治験の段階では厳しく患者をふるいにかけている。
プロトコルに記載されている数多くの「選択基準」と「除外基準」がそれだ。
もちろん「併用禁止薬」も厳しく設定している。
でも、製造販売の承認を受けると、治験で想像もできないような患者に投与されたり、安全性が無視されていたりする。
「それが現場なんだ!」と言われそうだけど、「命の現場」だからこそ、ルールを守るべきだ。
やっぱり医師に対する倫理観、ヘルシンキ宣言、GCPの全文を学んでもらったほうがいいと強烈に思う。